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【書評・要約】時間革命~1秒もムダに生きるな~(堀江貴文)

今回ご紹介するのは、ホリエモンこと堀江貴文氏の「時間革命」です!

「時は金なり」「タイムイズマネー」ではなく、「タイムイズライフ」であり、今一度時間の大切さを説く、そんな本です。

では、自分なりに大切だと思ったところをまとめていきますね!

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「他人時間」ではなく、「自分時間」を生きろ!

本書では、「他人時間」と「自分時間」という言葉がしきりに使われています。

これらを対比する形で本書は書かれています。

 

「他人時間」…やらされ仕事、通勤、したくない電話、メールなどをしている時間

「自分時間」…好きな仕事、趣味、やりたいこと、楽しいイベントなどをしている時間

 

そして、他人時間を生きている人は「多忙」で、自分時間を生きている人は「多動」だといいます。

 

忙しいという漢字は、心を失うと書きます。心を失って楽しいと感じていられる人は、まあいないでしょうね。

故に、「多忙」な人は人生に満足している人はいません。

 

逆に、「多動」の人。「多動力」というホリエモンのベストセラーの本がありますが、この本以降よく「多動」という言葉が使われるようになりました。

 

「多動」とは、子供が時間を忘れ、たくさんのおもちゃをとっかえひっかえして遊ぶように、夢中になっている様を表しています。

この状態の人こそが、ハッピーな人生を送れるわけです。

 

努力・成果・お金…そんなものに「働く意味」を求めているかぎり、あなたの人生は「他人時間」に食い荒らされ終わっていくだけだ

こんなドキッとする言葉もありました。

 

本当に豊かな人生というものを考えるときに、果たして自分はどれだけ自分のための時間が取れているか…よく考えなくてはいけないと感じます。

 

他人時間から自分じかんを取り戻す方法

この方法は、アドラー心理学をマスターすることにあると思います。

 

突然心理学???と思った方がいると思いますが、この本ではアドラー心理学の考え方と同じような発想法がでてきます。「課題の分離」という考え方です。

 

課題の分離とは簡単に言えば、自分が考えるべき問題なのか、相手が考えるべき問題なのかを切り分けるということです。

 

これは「嫌われる勇気」という大ベストセラーで分かりやすく説明されていますので、ぜひ読んでみてください!

まじで人生が変わる本です。オススメです!

 

さて話は戻して…

この本の記述から、他人時間から自分時間を取り戻す方法は3つかなと思いました。

 

①人から嫌われることを恐れない

②世間を意識して悩むことをやめる

③心配しても仕方がないことに怯えない

 

言葉で書くとこんな感じですが、つまるところ、メッセージとしては

「周囲の人間のことや将来のことなんて気にしなくていいから、とにかく今やりたいことをやってみろ!」

ということかなと思います。

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ハッとさせられたフレーズ

本書を読んでいてハッとしたフレーズを並べていきます。

「時間の換金グセ」をやめないと、一生あくせく働く

これは見出しの部分なのですが、たしかに労働として自分の時間を捧げ、お金をもらうというのが当たり前に世の中に浸透している。

これをやり続ける限り、自分時間は全く手に入らず、すなわち幸福な人生を送れないということになる。

たしかに会社員時代は、今よりもお金は持っていたが、全然楽しい人生ではなかった。

もっと自分の時間を大切にしなくてはいけなくてはいけないと感じる一文でした。

 

暇を作業で埋めているだけではないか。そうすれば忙しいように感じるが、その作業がなかった時に、その暇を埋められるほどの「やりたいこと」を持っているだろうか。本当の問題は、それを埋めるための「やりたいこと」があなたにはっきり見えていないことなのだ。

原文とは少し違うが同じ意味で組み替えています。真にやりたいことがなくて、でも暇を持て余していることを知られたくなくて、必死に「作業」をしているのではないかという一文。

なんか昔の自分を思い出してグサッときました笑

特にやりたいことが何にもなくて、ボケッと毎日を過ごしていたように思います。

 

シャバにいる人たちは、いくらでもストレスの原因から逃げられるはずなのに、なぜいつまでも何も行動しないでじっとしているのだろう。とくにみっともないのは、ストレスを感じているのに、不平を垂れ流しながら、現状に甘んじている人だ。

ホリエモンらしい痛快な物言いだと思いますが、今だからこそものすごく納得できます。

なんで嫌な環境から抜けようと思えば抜けられるのに、愚痴を言いながら続ける必要があったのだろう。

石の上にも三年、とか継続は力なりなんていう継続することが美徳だという雰囲気は日本にはあるが、別にそれを守らなくてもいいよねと思います。

嫌なら辞めてもいい。好きなことをすればいいじゃない!そんなことを言っているのではないでしょうか。

まとめ

ホリエモンの本が好きな人には、どこかの本で聞いたようなフレーズがいくらか出てきます。

 

俺も結構ホリエモンの本を読んでいますが、結構ハッとさせられる箇所があり、面白い本だったと思います。

 

この本の全体としてのメッセージは

「過去も未来も周囲の人間も気にしなくていいから、自分のやりたいことに夢中になり、自分だけの今を全力で生きろ!」

ということだと思いました。

 

時間という切り口から自分を見つめなおす、なかなかに面白い本でした。

 

みなさんもぜひ読んでみてくださいね!