11月も下旬になり、かなり冷え込みがきつくなってきました。
我が家の日当たりはひどく、冬場はほとんど日が当たりません(~_~;)
最近では、朝に車のフロントガラスが凍り付く日がでてきました。
さて最近の豊根村の状況は置いといて…もうすぐ坂宇場区の花祭りですよ!
今年もこの季節がやってまいりました!!!!!
目次
花祭りってなんなのさ?
花祭りは、奥三河地域で古くから行われている民族芸能の1種です。
どんだけ古いかというと…
明確な史料がないので、定かではないですが、起源を遡ると700年前くらいから行われているお祭りです。
現在のような形になったのは江戸時代初期(1624~1674年)くらいのようですね。
お祭りの目的は、体や魂の弱る時季(旧暦11月頃)に、強力な鬼や神仏が憑依した舞手と交流することによって、新しい自己への生まれ変わり、再生をすることを感じることです。
祭りのおおまかなプログラムはというと
➀神を招き降ろす舞
②神と遊ぶ舞
③演能
④神を返す
こんな感じで進んでいきます。これを一晩かけて行うお祭りです。
花祭りの特徴は?
よく花祭りを表す言葉として「寒い」「眠い「煙たい」という表現がされます。
時季としては寒い冬場に行われますし、夕方から始まり翌朝まで続きますし(坂宇場区の場合)、火を焚いているので煙たいし…
なんとなく状況は分かりますかね?笑
でもまあ、それだけじゃないぞって所を紹介できればいいなと思います。
➀一緒に舞える!
花祭りには舞台はありません。大きな釜の周囲を取り囲むようにして舞が行われます。
そして、舞台がないために、舞手と祭り参加者が同じ所に立つことができます。
すると何が起こるかというと…
舞手だけでなく、参加者も一緒に舞ができます。
もはや、村の人、他所から祭りに参加してくれた人、ごちゃ混ぜで祭りが進んでいきます。
お祭りの舞って見てるばっかりなイメージですが、花祭りでは参加者も舞い、囃し…そんな参加型のお祭りなのです!
②達成感がある!
とにかく長い花祭り。昨年の坂宇場の花祭りでは、18時から開始して、翌朝9時過ぎに終了しました。
正直、深夜?超早朝?の4時くらいはめちゃくちゃきついです笑
でも、それを乗り越えた後に「湯囃子(ゆばやし)」があります。
これは、釜のお湯を祭り参加者にぶっかけるという何ともぶっとんだ演目なんですが…
これが最高に楽しいんですよ!徹夜明けのテンションだからなのか分かりませんが、ものすごく熱狂します!笑
この湯囃子の楽しさは、最後まで生き残った者にしか分からない楽しさですね。
湯囃子がきたらクライマックスなんですが、祭りが終わった後の達成感は得も言われません。
長く、寒い祭りですが、これを乗り越え、祭りを完走しきったら、後は布団へダイブするだけです笑
もうめちゃくちゃ熟睡できますよ?笑
とってもいい紹介動画を見つけたので、コチラのリンクもぜひ見てくださいね!(坂宇場区花祭りの様子)
③とにかく大騒ぎできる
お酒も飲めるし、温かいご飯も出してくれる出店もあります。
そして、みんなで囃し、舞い、笛を吹き…一晩中騒ぎ続けられます笑
特に深夜の時間帯は人が少なくなりがちなので、ぜひ大騒ぎしたい人に来ていただき、一緒に祭りを盛り上げてほしいと思います。
普段、そんなにはっちゃけない自分も、祭りの時は気が大きくなりはしゃげます笑
まとめ
年に1回だけの特別なお祭り「花祭り」
小さな村ですが、格別の熱狂が味わえると思います。
花祭りは、地元の人だけで作るお祭りとは違い、参加者みんなで作り上げるお祭りだと思います。
あなたも花祭りを作る一員になりませんか???
それでは豊根村でお待ちしております!
花祭り情報
豊根村坂宇場区花祭り
日時:2019年11月23日(土)18:00~翌24日(日)10:00頃
住所:愛知県北設楽郡豊根村坂宇場字宮ノ嶋3(開催場所:八幡神社)
道の駅の駐車場下にある小さな神社でやっています。