ブログの更新が久しぶりになってしまいました。メダカ屋えんです!
今回は、アライグマとメダカについて話をしていこうと思います。
というのも…うちの店舗にもアライグマが来てしまい、大切なメダカ達の大半が失われてしまったからです。
非常に辛く悲しい気持ちでいっぱいですが、今回はその教訓を活かして皆様もアライグマの被害に遭わないようにと記事を書いています。
何かの参考になればと思います!!
目次
アライグマによる被害状況
お店にいたメダカのほとんどがいなくなっていました。
水槽の中は空か、1匹2匹だけ残っているような状態でした。
中には手つかずの場所もありましたが、ほとんどの水槽が被害にあっていました。
また、水槽の周りは水浸しになっていました。はじめは雨が降りこんだのかと思いましたが、水槽の周りだけに水浸しでした。
メダカだけでなくミナミヌマエビやヒメタニシも飼っていましたが、エビも食べられましたし、ヒメタニシも食べられていました。
ヒメタニシの殻は割られ、中身が出ている状態になっている個体もありました。
こうした状況から、人による盗難被害ではなく、アライグマによる獣害と判断いたしました。
被害のあった場所の様子
三面は柵で囲われており、もう一面は壁です。
こういった状態でも侵入されてしまい、このエリアに置いていたメダカの9割くらいがいなくなってしまいました。
アライグマは木登りが得意で、この程度の柵や壁などは登ってしまうようです。
雨どいなどのつるっとした棒状の物でも登るようですので、メダカの飼育場所の近くにある場合は注意が必要になりそうです。
ですので、この場所はこれから三面全てを柵で隙間なく囲い、アライグマが入れないようにしようと思っています。
また、注意としてこの場所には夏ミカンの木が植えてあります。
こうした場所は、木を登って、そこから飛び移って侵入する可能性もあるとのことです。
そのため、この写真の奥側は柵がありませんが、この位置から侵入の可能性がありますので、対策としてはここも塞ぐ必要があります。
金網を水槽にかけるのは有効か?
アライグマの被害にあった方で対策として水槽の上に金網を乗せ、そこにブロックで重しをすることがあると思います。
ただ、アライグマの力は想像よりも強く、また手先が器用であるため、コンクリートブロックなどでも動かしてしまうこともあるようです。
必ずしも安全な対策とは言い切れないようです。
獣害に遭ったらどうするか?
まずは役所に相談をしましょう!
アライグマは特定外来生物に指定されており、被害にあった場合は獣害駆除の対象となると思います。
当店がある横浜市でもアライグマは獣害駆除の対象となっています。
横浜市に相談をしたところ、現在(2023年3月時点)は①業者による罠の設置(2週間)か、②捕獲許可申請をした上で、自分で罠をかけるか、この2つの対処ができます。
捕獲したアライグマは市が引取りをしてくれます。
ちなみに、自分で罠をかける場合、横浜市では罠の貸出を今はやっていないようなので、自分で購入をする必要があります。
他の地域は貸出をしている所もあると思いますよ!
ここで注意点ですが、特定外来生物に指定されているアライグマですが、許可なく罠をかけ捕獲することはできません。
必ず許可をとってから罠の設置をするようにしてください。
また、市役所や業者の説明ですと今回はアライグマの被害である可能性が高いという見立てでした。
そこで罠をかけて、仮にアライグマでなくハクビシンが罠にかかったとします。
獣害が報告されるハクビシンですが、今回の獣害の仕業がハクビシンでないため捕獲はできないということでした。
つまり、罠をかけて捕まえられるのは、犯行をしたと思われる獣(今回はアライグマ)に限るということです。
こうしたことは動物愛護の観点から、無暗に捕獲はできないということになっているのでしょうね。
アライグマが出没した場所は餌場として覚えてしまい、また来る可能性がありますので、役所に相談して捕獲をしてもらうのをおすすめします。
まとめ
今回は非常に悲惨な獣害にあってしまった報告と、それに関する対策について書いてみました。
まだ獣害にあったことがない方も、これからの対策の参考になればと思います。
とにかくあいつらは根こそぎもっていきます。
もしかしたら、あまりの被害にメダカをやめてしまう人もいるかもしれません。
そんな悲しい被害にあわないように、この記事が役に立てばいいなと思います。
市街地だからといって安全なわけでなありませんので、ご注意ください。