タイトル詐欺かもしれませんが、メダカの水槽で大量に増えて困る…!っていうのはタニシではありません。
巻貝全般をタニシ、タニシと言ってしまいがちですが、タニシは卵胎生であり十数匹ずつくらいでしか増えてくれません。
だから、水槽内で爆殖していくのはタニシではなく別の貝です。
詳しくは、以下の記事にてタニシについて書いていますので、ご興味があればご覧ください!
じゃあタニシじゃなきゃなんなのよ?ってことですが、繁殖しすぎて困るのはサカマキガイやモノアラガイでしょう。
今回は、やっかいなこいつらの生態と駆除について書いていきます。
目次
サカマキガイの生態
サカマキガイはその名の通り、普通の巻貝とは逆で左巻に貝がなっています。
大きさはだいたい1cmくらいまでであり、そこまで大きくなる貝ではありません。
こいつらが厄介な理由として、雌雄同体であることです。
しかも自家受精といい、1個体で勝手に受精し増えることにあります。
そして、ある程度の水温があれば1年中産卵し、増え続けることです。
つまり1匹見つけたら、そこから無限に増えてくる可能性があるということです。
見つけ次第積極的に駆除していきたいです。
まあ、貝ですのでこいつらも苔と藻類も食べてくれるという一定のメリットはありますが、水槽が貝だらけになるという景観の悪化を招きますので、差し引きマイナス100万点です(;^ω^)
サカマキガイは水草などに付着して水槽に侵入することが多いです。
この貝の卵は透明なゼリー状であり、水草をよくみないと発見が難しいです。
モノアラガイの生態
サカマキガイとほぼ同等です。
サカマキガイより少し大きく2cmくらいになります。
モノアラガイも雌雄同体でありますが、サカマキガイよりは繁殖力は低いでしょう。
繁殖時期は5~6月くらいですが、環境があえば10月くらいまで産卵を続けます。
でもそれでもかなり増えますので見つけ次第駆除していきましょう。
メダカへの害は??
水槽の厄介者であるサカマキガイやモノアラガイ…。
こいつらはメダカたちに害はあるのでしょうか??
結論から言えば、直接的な害はないと思います。
食性は、藻類や苔、エサの食べ残しを食べるくらいで、メダカを襲うことはできないでしょう。
そんな素早く動けないですからね。
でも、こいつらも生き物です。
貝類は酸性に傾くと貝が溶け出し、死んでいきます。
つまり、何かの拍子に貝たちが一斉に死んでいくと、水質が悪化していきます。
水質が悪化するとメダカも道連れにされる可能性があります。
余計な生き物が水槽にいると、こういった害があるということを覚えておきましょう。
邪魔な貝の駆除方法
厄介者たちを駆除する方法は、3つです。
①水槽に持ち込まない
最も効果があるでしょう。水槽にいなきゃ増えないですからね笑
水草に付着している可能性があるので、水草を水槽に入れる時には特に注意しましょう。
サカマキガイなどは卵の孵化まで2~3週間かかるので、最大でそれくらいみておけば大丈夫でしょうか。
②水槽リセット
水槽内に持ち込んでしまった場合は、完全に駆除するためには水槽の完全リセットしかないと思います。
水槽から水を完全に抜いて、2~3日天日干ししましょう。
また砂利などを敷いている場合は、砂利にも卵が産みつけられている可能性がありますのでこちらも天日干ししましょう。
フィルター類も注意です。とにかく水槽内に入れていた機器は全て綺麗にします。
③諦めて共存する(たまに間引く)
水槽のリセットがしたくない場合は、この方法です。
メダカに直接の害はないため、共存してしまおうという策です。いや、最早策になっていないか?笑
ただ、あんまりにも増えすぎた場合は間引いていった方がいいでしょう。
増えすぎて貝が死に始めると、水質の悪化につながります。
間引く時は手作業で取り除いていくのもいいですが、手作業をするくらいなら貝転キャッチャーを使用するのもいいでしょう。
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まとめ
水槽内で増える貝たち…。
こいつらは一朝一夕では片付けることはできません。
完全にさよならをするには大胆な行動が必要です。
さよならか、共生か…。
頑張って対処していきましょう!