メダカ愛好家の中でもミジンコを培養している方は多いと思います。
今回は、タマミジンコ(オオミジンコ)の培養方法についてまとめていきます。
タマミジンコもオオミジンコも培養方法は同じようにできますので、記事中のタマミジンコはオオミジンコと読み替えていただいて大丈夫です。
正直に言うとやることはほとんどないので解説ってほどではないんですが…笑
ま、いってみましょう٩( ”ω” )و
目次
タマミジンコの餌
まずはタマミジンコの培養に使う物です。
うちで使うのは鶏糞です。まあ肥料としてよく使われるやつですな!
ただ、鶏糞がミジンコの餌になるかっていうとそうではなくて、こいつでミジンコの餌になる微生物をわかせるのです。
要するにミジンコの餌の餌って感じです笑
で、用意できる人は青水(グリーンウォーター)もあるといいですね!
青水は植物プランクトンがたくさんいる状態で、こいつらもミジンコの餌になります。
メダカの飼育水で青水になっている所がある人はそこの水を掬って入れてもOKです。
ただ、メダカやメダカの卵が混入しないように注意しましょう。
ミジンコ培養容器にメダカが入るとみんな食べられちゃいますからね笑
タマミジンコの培養方法
タマミジンコの培養に必要なものは、鶏糞、容器(10ℓ以上あると良い、バケツとかで大丈夫です)、カルキが抜けた水、あれば青水です。
容器にカルキの抜けた水を準備して、ある人は青水を1割くらい入れておきます。
そこに鶏糞を10ℓあたり1~3つまみくらい入れます。
すると水が茶色くなるのですが、だいたい麦茶くらいの色になるといい感じです。
濃すぎるとミジンコが増えないので注意です。
また、鶏糞の濃度について、みなさんの培養環境に応じて適宜濃くしたり薄くしたり調整し、一番増えやすい濃度を探ってみてください。
その鶏糞で入れた水にミジンコを5匹くらい入れます。
5匹ってのはだいたいの数ですが、要はたくさん入れすぎないことが肝ってことです。
スタートからたくさんのミジンコを入れてしまうと、ミジンコの餌が増える前にミジンコが増えてしまって、餓死する可能性があります。
また、水量に対して極端に多いミジンコを入れていると酸欠で死んでしまいます。
なので、じっくり増えていってもらうように、スタート時はごく少ない数のミジンコからが大事ってことです(。-`ω-)
結局やることは、水を入れる➡鶏糞を入れる➡ミジンコを入れる…以上!(;^ω^)
あとはミジンコが増えるのを待つだけです。
ミジンコ培養のポイント
やること自体は少ないのですが、ミジンコの培養でポイントとなる点をまとめます。
①ミジンコは入れすぎない
餓死や酸欠で死んでしまう可能性あるため
②鶏糞の量は調節する
みなさんのミジンコ培養環境によってミジンコがよく増える鶏糞の濃度は変わります。
そのため鶏糞の量は色々試してみましょう!
③ミジンコは絶滅、増えにくくなってくる時期がくる
同じ容器で培養を続けると、ミジンコは絶滅してしまったり、増えにくくなってくる時期が来てしまいます。
そんな時は、その容器はリセットのタイミングが来たということです。
そのため、容器は複数、できれば3個以上あると安心です。
④鶏糞は途中で追加しない
基本的には鶏糞は途中で追加をしません。最初に入れた鶏糞だけでリセット時期までいきます。
⑤ネットなどで容器を覆い、ボウフラがわくのを防ぐ
蚊がいる時期なんかはボウフラがわきやすくなります。蚊が入り込まないようにボウフラ対策のネットをしましょう。
ボウフラがわくと、ミジンコが増えにくくなるような気がします。
⑥冬(寒く)なると増えにくくなる、いなくなる
水温が高い方がミジンコの活性も高くよく増えます。
逆に寒くなってくると増殖スピードも落ちてきます。
タマミジンコは冬になると休眠卵を産んでいなくなってしまうと思います。
春暖かくなったら、またタマミジンコを新しく導入して培養再開するといいでしょう。
針子水槽に入れる
タマミジンコの培養方法として、針子水槽に入れるという技もあります。
鶏糞での培養よりも針子水槽のミジンコの方が増えるって人も!?笑
採卵時に親抜きという方法でやった後にミジンコを水槽に入れておきます。
針子の成長のためにもタマミジンコはオススメなので、ぜひ使ってみてください。
まあ、この水槽のミジンコはメダカが大きくなると食べ尽くしてしまうので、培養方法としては違うのかもしれませんが笑
室内のメダカ水槽でも充分に増えていくので、試してみてください!
タマミジンコの使い方
タマミジンコの使い方は、網で掬ってそのままメダカ水槽に入れるだけです。
目に見えるサイズ以外にも、生まれたばかりの小さなあかちゃんミジンコもいたりするので、実は結構たくさんいるんですよ(。-`ω-)
まとめ
タマミジンコの培養方法としては非常に簡単です。
やることは単純なんですが、意外と難しいという方もいます。
ですが、色々と試していただいてぜひタマミジンコの培養をマスターしてほしいと思います。
タマミジンコがいるとできることが増えますので!!ぜひ挑戦してみてください!