まもなく春到来でメダカシーズンが始めることが楽しみになってきましたね!
でも冬眠明けはメダカたちも弱っていて注意が必要な時期でもあります。
せっかく冬から明けたのに、ここで大事な種親候補が☆に…なんてことも。
なぜ暖かくなってきたのに調子を崩すメダカが多いのか、解説していきます。
アンモニアの濃度の上昇
不穏なタイトルです💀
水中のアンモニア濃度についての話は、↓の記事で書いています。
簡単にいうと、水温やphの上昇は水中のアンモニア濃度を上げるということです。
水温が5℃上がるとアンモニア濃度は1.5倍、10℃上がると2倍、15℃上がると3倍です。
逆にいえば水温が低いときはアンモニア濃度が下がっています。
これを踏まえて…なぜ春先にメダカが突然死していくのか?の答えとして、水温上昇でアンモニア濃度が急上昇したから、という可能性が挙げられます。
冬場はあまり水換えをしませんよね?
メダカたちもあまり動きがないけれど、彼らも少なからず水中の微生物を食べたり、糞をしてたりします。
また、まめに掃除をしていない水槽だと落ち葉なども水槽に溜まっているかもしれません。
これらが水を汚く(アンモニア発生源)しているのですが、冬は水温が低いため影響が出にくく、メダカの死につながっていないだけ。
この状態で春を迎えて、水温が上がってくると、一気に今まで蓄積されてきたもの(アンモニウムイオン)がアンモニアに大量に変化し、メダカの大量死を引き起こす…。
こんなことが水槽内で起こっているのです。
なので、この時期は水換えが非常に重要な時期であるともいえるわけです。
こちらの記事も参考に、春の水換えをしていきましょう!
餌のやりすぎ
暖かくなると、メダカの活性が上がってきて、つい餌をあげすぎちゃいますよね。
たくさん餌を食べる姿をみるとかわいくてもっとあげたくなります。
とーっても気持ちは分かりますが、冬眠明けの時期はあまり餌をやりすぎないことが重要です。
メダカは変温動物です。
だから水温が上がれば活性は上がるし、水温が下がれば活性は下がります。
春は、気温が上がるだけでなく日照時間も冬と比べて伸びています。
そこで、春は日中はおひさまパワーで日中は活性が上がる水温まで上がりますが、夜になると活性が下がる水温まで下がる時もまだ多い時期と言えます。
この時に餌を、特に夕方に多くあげすぎてしまうと、活性が下がる夜までに消化が終わらず消化不良を起こします。
みなさんも食べすぎたら気持ち悪くなったり、お腹を下したりしますよね?
消化不良が起きないよう、なるべくお昼くらいまでに餌やりを終えるようにしてあげればいいかと思います。
また、餌の食べ残しにも注意です。
まだ本調子ではないメダカに餌をあげても、メダカは思ったほど食べてくれないこともしばしば。
この時は、食べ残しはしっかり取り除く必要があります。
食べ残しもアンモニアの発生原因にもなります。
水温が上がる時期は、アンモニアに注意しましょう!
冬から春に移る時期はまだたくさん餌を食べられる時期ではありません。
冬眠明けのメダカに体力をつけてもらおうと餌を多くやりがちですが、慌てずゆっくり餌をあげていくことが大切です。
早く卵を産んでほしいから気持ちは分かります(。-`ω-)
でも冬眠明けの時期はメダカは弱っているんだということを念頭に、少しずつメダカを本調子にもっていけるようにしましょう。
(風邪気味で食欲満点な人は多くないでしょう?)
まとめ
冬から春に変わる時期のメダカは弱っています。風邪気味の状態と思っていいでしょう。
そんな時は優しくしてあげるのが一番です。
風邪を引いているときに、サウナにいったり、焼き肉食べ放題にいったり、ジムにいって筋トレしたりしないですよね?(例えがいいのかは分かりません笑)
身体の調子を整えるには、清潔な場所で、消化にいい食べ物を食べるに限ります。
ゆっくり休んでいたいですよね?
なので春に移る時期は、水をしっかり換えてあげて清潔な状態に、餌をあげすぎず消化に負担がかからないようにしてあげるようにしましょう。
うまくまとまった???笑