メダカ

メダカの平均寿命はどれくらい?寿命のサインや産卵との関係性

今回はメダカの寿命について書いていきます!

うちでは、種親にずっとしてきたメダカ達の老魚ホームがあります。

小さなメダカの寿命は長くありませんが、最後まで愛情を持って育てていきたいですよね!

今回の記事は、メダカ学全書をもとに書いています。

 

平均寿命と最長記録

野生のメダカの平均寿命は1年2ヵ月くらいです。

死骸が正確に確認できるわけではないので、だいたいこれくらいだろうと言われています。

野生下だと天敵の存在もありますし、老衰でいなくなったか分からないためです。

 

一方、飼育環境下での寿命の中央値は1年10ヵ月であり、1年8ヵ月から生存率が一気に下がります。

つまり、2年を超えてくると長寿の部類に入ると思っていいでしょう。

また、メスは11月以降に越冬できずに死ぬ個体が多く、大きいオスは夏に死ぬ個体が多くなる傾向があるとされています。

 

また、飼育下での最長記録は6年みたいです。

腰は曲がっていますが6年目でも産卵を確認できています。

寿命のサイン

寿命のサインかな?と俺が思っているもので、ここは主観です。

ちなみにまず飼育環境の悪化による影響を疑い、それに当てはまらない場合は寿命かなと思っています。

寿命か飼育環境が悪くなったかはご自身でご判断くださいね(。-`ω-)

餌を食べなくなってきた

長く飼っているメダカがなんか最近餌を食べなくなってきたな…。

そう思ったら寿命かもしれません。

メダカは歳をとると共に肝臓や腎臓などの内臓の働きが弱ってきます。

人間も歳をとるにつれて食べる量が少しずつ減ってきますよね。

 

メダカの様子をしっかり見ながら、餌を食べなくなってきたら餌の量も減らしていきましょう。

餌の食べ残しが多くなると、水質悪化を招き寿命前にメダカの一生を終わらせてしまうことになりかねません。

食べないならあげない!これが大事ですね(-ω-)/

痩せてきた

これは餌を食べなくなるからそうだろってことですね笑

元気なメダカと比べてみて上から見ると明らかに体の線が細くなってきます。

ここまでくると中々元に戻してあげることは難しくなってきます。

食べたくない人に無理やり食べさせるのは難しいでしょう?

ふらふら力なく泳いでいる、じっとしている

体力がなくなっている状態です。

元気なメダカ達はめっちゃ早く泳ぐことができますが、お年寄りメダカはゆったりしています。

運動能力が低下し、泳ぐ力も落ちていきます。

しりビレの軟条が折れてくる

メダカは老衰とともに軟条に折れた(骨折した)メダカが出てきます。

これまで綺麗なヒレをしていたのに、気付いたらヒレが折れてる!なんて場合は、老衰の可能性があります。

メダカも骨粗鬆症のようにしりビレが折れてくるのです。

これはオスよりもメスの方が多くみられる傾向があります。

老衰と産卵

老衰したメダカは産卵できるか???

答えはイエス!

メダカは、寿命=生殖寿命とされています。生きている限り生殖は可能ということです。

実際、6歳まで生きたメダカもしっかり産卵しています。

 

ただし、老衰したメダカは若いメダカよりも繁殖能力は落ちると言っていいでしょう。

なぜなら、老衰によって肝臓細胞の数が減少するからです。

メダカが卵黄を作るためには、肝臓細胞から合成・分泌される卵黄物質が不可欠なのです。

また、当然産卵に必要な栄養をしっかり確保できる個体でなければ産卵はできないため、餌を食べる量が減りがちな老衰個体は産卵の壁が高いのは間違いないでしょう。

まとめ

メダカの寿命はざっと2年くらいと思っていいでしょう。

小さな体で一生懸命生きているメダカを少しでも長生きさせてあげられるよう、大事に大事に育ててくださいね!

今回の記事はメダカ学全書を参考に書いています。