メダカ

メダカの水槽の底にいる赤い虫?ミミズは何?メダカに害はあるのか??

メダカの屋外飼育をしていると、自然にわいてくる赤い虫というかミミズというか…。

こいつの正体について今回はお話をしていきます!

赤いうねうねの正体はアカムシ(赤虫)

赤いやつの名前はアカムシと言います。

…そのまんまですね笑

 

アカムシはユスリカの幼虫であり、体が赤いからアカムシと言われています。

ユスリカは、人の血を吸うことはありませんので、かゆい思いをしなくてすみます!

ですが、大量に発生すると、それは見栄えが悪いです。

 

アカムシは富栄養化の進んだ水を好んでおり、主に水中の有機物を食べています。

メダカ水槽で言えば、餌の食べ残しや糞に残った微妙な栄養素などでしょうか。

あとは、水に沈んだ虫の死骸とかも食べるのかな。

こうして有機物を食べて、さらに細かくしてくれるので、その後バクテリアが分解しやすくしてくれています。

なので実はアカムシは水質を浄化しやすくしてくれているのです!

 

ただし、彼らがたくさんいるということは、それだけ富栄養化が進んでいるということであり、それすなわちメダカ達にとってみれば水が汚れているということです。

 

メダカはアカムシを食べるのか?

メダカはアカムシは食べてくれます。

しかし、アカムシは水底に溜まった泥などを集めて団子状になって潜んでいます。

正直そういう状態になっているアカムシはほとんど食べていないんじゃないかと思います。

なぜなら、成魚サイズのメダカが泳いでいてもアカムシがうようよしている時があるからです。

 

また、アカムシは意外と大きくなるので、大きい個体はメダカの餌にするにしては、少し大きいです。

口のサイズに合わない場合は、メダカはペッと吐き出してしまいます。

しかし、まれに吸い込んでしまって口から抜けなくなってしまっている子もいます。

うちではアカムシを咥えて苦しそうにしている稚魚を見たことがあります。

その場合は、指でアカムシをつまんで引っ張ってあげると抜けます。

こういったように思わぬ事故も中にはありますので、アカムシには注意が必要なことがあります。

アカムシはメダカの卵を食べるのか?

巷ではアカムシがメダカの卵を食べると言われることもあるようです。

しかし、ピーシーズさん出版の本では、アカムシはメダカの卵は食べないとされていました。

メダカの卵を食べるのはアカムシではなく、トビゲラの一種だそうです。

なので、アカムシの存在自体がメダカに悪影響を与えることはあまりなさそうです。

(ごくまれにあるアカムシの吸い込み事故くらいです。)

まとめ

今回は、メダカ水槽の底にいる赤いやつについて話していきました。

 

基本的に害はあまりないですが、水が汚れ気味なところはあると思いますので、水換えなど普段の管理を見直してもいいのではないでしょうか。

ただ、全換水をしない方の水槽では結構わいているかもしれませんね。

 

気が向いたら、泥とアカムシを分離して餌にしてみてはいかがでしょうか。