メダカ

メダカの稚魚(針子)の育て方

まもなくメダカの繁殖シーズンに突入しますね!
日照時間が伸びて、暖かくなっていくことを心待ちにしているユウタです。

メダカの繁殖条件はこの記事をご覧ください。

メダカの繁殖条件メダカの繁殖に大切なことはたった2つ「日照時間」と「水温」です。 これらをクリアすれば、メダカはばんばん卵を産んでいきます。 条件が...

メダカを育てる上での楽しみの一つである繁殖!
では繁殖が始まり、そして孵化していったらどうやってお世話してあげればいいのでしょうか?
我が家の管理方法を紹介しますので、参考にしてみてください!




メダカが産卵した!まずは何をすればいい??

初めてメダカが産卵をしたときの感動といったら…。
ああ!卵つけて泳いでる!これを発見した時本当に嬉しかったです。

メダカを飼われている方には、ぜひこの感動を味わっていただきたいです!

さてさて、本題へ!

メダカが産卵を始めたら、まずは卵の回収!!
残念ながら、親メダカ達は自分で産んだ卵をぱくぱく食べちゃいます(´;ω;`)

なので、別の容器に移していきます。
別の容器に移す際は、自分は卵を一つ一つ産卵床から手作業で取っていきます。
(産卵床ごと移してしまう人もいます。)

案外メダカの卵は硬いので安心して摘まんでください!最初はつぶさないか心配だったけど、触ってみれば意外とつぶれないなあと分かると思います。

でもたまにつぶれてしまう卵があります。
その卵は無精卵か、水カビにおかされてしまっているかで、メダカが生まれることがない卵です。悲しい…(´;ω;`)
どのくらい産んでくれているか、残っているかを確認する意味合いで、自分は手作業で卵を触って外しています。

うちで使っている隔離用容器です。
こやつは100均で売ってる2L容量のタッパーです。

容器は何でもいいんだけれど、自分は少し深めの容器を使用しています。
その理由は、寒い時期はNVボックスに貯めた水を温めて、卵を湯煎の要領で温めているのだけれど、浅い容器だとプカプカ浮いてしまうためです。
それだと管理がしにくくて…。

 

ただこれも飼育者によって違う考えがあります。

浅くて広い容器がいいと言う人、そもそも最初から大きな容器で孵化を待つ人もいます。
どのやり方が正しいとかはないと思うので、やりやすい方法を模索してください。

稚魚(針子)水槽の水替えはいつ?

卵を回収したらおよそ10日で孵化します。(積算温度250℃で孵化します。水温25℃で10日かかる計算ですね)

10日待つと待望の稚魚との出会いです!

この初対面の時がまた嬉しい(´;ω;`)
よく生まれてきてくれたなあ~、ちょろちょろ泳いでかわいいなあ~、元気に育ってくれよ~…
色々な思いを抱きながら、ひとりにやにや眺めていることでしょう?笑

 

ちなみに生まれたばかりの小さな子供を針子と呼びます。

針子と呼ぶのは、文字通り針のように細くかよわいためにそう呼ばれます。
最初の2週間くらいは非常に弱いので、水替えによる水質変化は針子には厳しいでしょう。

なので、生まれたばかりの時期は水替えせずに、水が減ったら足し水をする程度にして、なるべく水質変化を起こさないようにしましょう。

針子が死んでしまう原因としては、水替えをしないことによるものよりも、餌が足りないことによる餓死の方が多いです。

稚魚の時、エアレーションは必要??

これは賛否両論あります。
自分は稚魚の時もエアレーションはしています。

しかし、エアレーションはひじょーーーーーに弱くして、ぽつ、ぽつ、ぽつと出る程度です。(わかりにくい!笑)

さて、エアレーション反対派がいる中、自分がエアレーションをする理由は、飼育水の劣化を防ぐためです。
水っていうのは、動きがないとすぐに痛んでいきます。
ただでさえ水替えをしない稚魚水槽の水質を少しでも良い状態で維持したいためです。

逆にエアレーションをしない派の意見としては、
・稚魚は酸素消費が少ない
・水流に負けて弱る

こういう理由でエアレーションしていないようです。

稚魚(針子)の餌は何がおすすめ?

稚魚の時期に使っている餌は2種類です。

とにかく稚魚の時点では餌を切らせないようにすることが第一です!
そして餌は1日最低3回はやっています。
とにかくコマめに餌をあげると、その後の成長スピードが変わります。

餌の回数を増やす理由としては、稚魚は餌が入る容量がめちゃ小さいんです。
そのため、1回に食べられる量も少なくなりますよね?

それと!回数多く、こまめに餌をあげると栄養の吸収がよくなります。
アスリートが食事の回数を増やして、栄養を効率よく吸収しようとするのと同じですね。

我が家の餌のタイムスケジュール
①7:00  粉餌
②12:00  粉餌
③18:00  粉餌+ゾウリムシ
④20:00  粉餌(④は様子を見ながら)

特選メダカの餌 稚魚用

この餌はめちゃくちゃ細かい粉末状にされている餌で、そのまま与えても針子達でもぱくぱくできる大きさになっています。
元は粒が大きい餌をすりつぶして与える方もいますが、自分は最初か針子が食べられる粒のサイズの餌をおすすめします。すりつぶすのがめんどくさいんですよね。

なんでかって言うと、自分ではめっちゃ細かくつぶしたつもりでも、案外大きい粒が残るんですよね。
そうするとそういう餌は当然食べられないわけで…。
それが底に溜まり、水質を悪化させてしまうんですよね。

ちなみにちゃんとメダカが餌を食べられているかは、ぱくぱくした後に餌を吐き出さないかを確認してもらえればOKです!

ゾウリムシ

最初は粉餌だけでしたが、途中からゾウリムシ君を導入しました!
こいつを導入して、さらに生存率が上がりました!!

ゾウリムシはゾウリムシ水さえ入手できれば簡単に培養できます!

簡単!ゾウリムシの培養!~餌や与える量は?~メダカの稚魚の育て方の記事にて、餌の一つにゾウリムシを与えていると言いました。 https://yamano-sakanakai.co...

ゾウリムシは針子の時から食べられる栄養満点の超おすすめの餌です。
よーく見ると見えるゾウリムシを嬉しそうに食べているメダカたちは本当にかわいい…(*ノωノ)

まとめ

これらの管理を経て、2週間くらいしたらようやく少し安定してきます。
我が家では、タッパーで始めは育てているので、2週間くらいしたら大きな容器に移していきます。
狭い容器のままだと成長が止まってしまうので、必ず移します。

このようにして稚魚の間は管理しています。
飼育方法は千差万別なので、他の人の方法も調べていただいた、ご自分にあった方法を見つけ出してください!

そして、メダカの産卵から孵化をしっかりできるようになっていただければ、より一層メダカのことが好きになってくると思いますので、一緒に頑張りましょう!

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