メダカブームが盛り上がっており、繁殖に挑戦してみよう!って方も多くなってきた印象です。
自分の周りでも全くメダカを飼ったことがない人も少しずつ繁殖ができるようになった人が増えてきています。
今回は、メダカの繁殖について書いていきます!
産卵に適した環境は?
まずは基本情報です。メダカが産卵を始める環境を確認しましょう。
・日照時間…13時間以上
⇒光を浴びて脳下垂体からゴナドトロピンが分泌されることによる。
室内ならライトで日照時間をコントロールOK!
・水温…25℃くらいがベスト
⇒水温が13℃以上あれば卵巣が発達する。(産卵ができる)
ただし、暖かい程成熟が進むため水温は高くなるほうが良い。
・栄養…しっかり餌を与えましょう
⇒栄養が足りないと卵を産めない!
特に肝臓が重要で、肝臓から生殖に重要な物質が分泌されるため。
・オスメスが揃っている
⇒当たり前やん!って思うかもしれませんが、選別ミスなどでオスしかいなかった…なんて場合もあります。
最近は、ヒレが大きく特徴的に育つ品種も多くあり選別が難しくなってきています。
もう一度確認してみましょう。
産卵に適したオスメスの割合
結論から言えば、オス:メスが1:3です。
これまで自分は1:2で飼育してきたのですが、メダカ学全書によると1:3くらいが良いそうです。
例えばNV13のような小さな水槽の場合は、オス1匹メス3匹とかで飼うのが良いと思います。
オスはメスの摂食行動を妨げる傾向があることが分かっているため、メスが充分に餌を食べられず産卵がうまくいかなくことがあります。
餌がうまく摂れないことによるストレスも影響するかもしれません。
じゃあ、1:3のペアでたくさん水槽に入れておけばいいのかというとそうでもありません。
水槽内の環境も産卵に影響を及ぼします。
過密気味に飼育をしている場合、産卵数を低下させることが分かっています。
その他、水の表面積や溶存酸素量も産卵数に影響します。
産卵をさせる水槽は、他のメダカよりも気を使った方が良さそうですね!
まとめ
ぽこぽこ卵を産んでくれるメダカですが、環境が重要で、よりたくさん産卵してもらおうと思うのなら環境は良くしてあげましょう。
また欲張ってメダカを入れすぎることも良くありません。
ストレスのかからない最高の環境でメダカさんに産卵頑張ってもらいましょう!
この記事はメダカ学全書をもとに書いています。