メダカ

メダカの繁殖条件

メダカの繁殖に大切なことはたった2つ「日照時間」と「水温」です。
これらをクリアすれば、メダカはばんばん卵を産んでいきます。
条件が整えば、1匹のメスから毎日20~30個くらいは採卵可能となります。

日照時間は12~13時間以上

メダカの産卵には1日に12~13時間以上の日照時間が必要になります。
自然界におけるメダカの産卵期間が4月~9月となるのはこれが理由ですね。

水温は18℃以上

水温に関しては18℃は必要です。日照時間よりはあまりシビアではなく、結構アバウトな温度でも卵を持ちます。
ただし、メダカの活性に水温は関係してきますので、できればもう少し高めの24℃前後が個人的にはいいと思っています。

餌はしっかりと与えること

繁殖の条件に日照時間と水温と言いましたが、餌をしっかり上げることもとても大切です。
産卵には体力が必要となるので、痩せてしまっている個体では産卵をする体力はありません。
そのため、餌をしっかりあげることが大切なのです。
しっかりというのは飽和給餌をする(要はおなかいっぱいにしてあげる)必要があるということです。

しっかり栄養が蓄えられているメスのお腹はふっくらとしてきます。オスとは一目瞭然の違いがありますので、飼育初心者の方でも分かると思います。

飼育容器は小さめが〇

繁殖をさせたい親魚を別の容器に移します。この容器はあまり広すぎない容器がいいでしょう。
あまり広すぎると、オスメスのペアができにくくなってしまうためです。
容器は下の写真のNVボックス13というのをオススメします。サイズは色々ありますが、繁殖の親用なら小さいサイズの13でいいと思います。
NVボックスの「13」という表記は13L入るという意味で、これより大きな「22」というサイズもよく使用されます。
NVボックスは神の容器で、メダカ飼育者なら必ず持っているといっても過言ではないでしょう。
ちなみにカインズで売っています。

また、容器にはオス:メスを1:2の割合で入れるといいです。
メダカにも相性というものがありまして…繁殖の確率はこの割合がよさそうです。

まとめ

日照時間、水温の条件が整い、メダカにしっかり体力があればメダカはじゃんじゃん卵を産み続けます。
つまりこの条件を人間の手でクリアしてあげれば…??
次回は人工の環境下でのメダカの採卵についてお話ししようかな?