グリーンウォーターについて、俺なりに調べて色々まとめてきました。
その結果を踏まえて、俺がなぜグリーンウォーターをメダカの飼育に使わないか…
俺なりの考えをまとめます。
グリーンウォーターには賛否あり、どちらが間違っている正しいとかそういう話ではないということは念頭において、お聞きくださいな。
目次
不確定要素が増える
俺の飼育哲学は、「水換えこそが最強の水質管理」です。
10年以上金魚やメダカを飼育してきてこの考え方にたどり着きました。
バクテリアとかプランクトン、水草、ろ過材…などなど水質浄化を謳うものは数知れず。
そして、その効果を信じて色々試してきましたが…結局一番魚を長生きさせることができた方法が、水換えを頑張るという最もシンプルなものでした。
さて、グリーンウォーターの話に戻ります。
グリーンウォーターのメリットの記事で書いた通り、植物プランクトンたちは水質浄化の作用があります。
硝酸塩を植物プランクトンたちは吸収してくれます。
じゃあ、いいんじゃないの?って思うかもしれませんね。
でもその植物プランクトンたちはどれだけ仕事をしてくれているでしょうか?
水中にアンモニア、亜硝酸、硝酸塩がどれだけ生まれて、どれだけ吸収してくれているでしょうか?
そのバランスはとれているでしょうか?
こいつらの仕事量はパッと見で推し量ることはできません。
こいつらの仕事量がわからないのに、大事な水質管理を任せるわけにはいきません。
いやいや、グリーンウォーターでも水換えはするよ?ですよね笑
でも、プランクトンたちも生き物である以上死にます。
その死骸は水を汚す一因になるわけです。
これを排除したい!
水を汚す要因は、俺が餌を与える、メダカが糞をする、食べ残す。
これだけにしたいのです。
そうすれば、水の汚れは基本的には俺が動いたことによるものだけになります。
その他にも、グリーンウォーターはphをアルカリ性に傾けたり、水温上昇効果や、夜間の酸素不足の原因にもなったりします。
管理すべき要素が増えるということは、それだけ飼育の難易度を上げること、メダカに負荷をかける要因になりうるということです。
俺のいない間に勝手に水質変えないで~ってことです笑
それに、水質が変わる要因が多すぎると、何が悪くてメダカの飼育がうまくいっていないか考察をしにくい。
答えはないけど、自分なりの最適な飼育スタイルを追求していきたいよね(。-`ω-)
メダカの観察ができない
なるべくメダカの観察をしておきたい。
体調が悪くなったメダカに対処をするためだったり、自分の飼育方法がうまくいっているのか確認するためだったりします。
特に、グリーンウォーターが濃くなりすぎると、気付かぬ内に落ちたメダカがいて、それが水質を悪化させる原因となっている場合に注意が必要ですね。
まあ、一番大切なのはメダカを愛でる時間が減ってしまうことですかね?笑
今日も綺麗だね~ってメダカたちに声をかけてあげる時間は大切じゃないですか?
グリーンウォーターじゃよく見えないからってメダカを見る時間が減ってしまっては本末転倒なような気がします(。´・ω・)?
全部自分でやればいいんじゃない?
正直、これに尽きるかもしれません笑
グリーンウォーターのメリットとして、
①酸素補給
②水質浄化
③エサになる
④色上げ効果
を挙げました。
④の色上げ効果については、真偽は不明です。
その他3つは、自分でクリアできる問題ですよね。
酸素はエアレーションしてあげればいいし、水質浄化は水換えすればいいし、エサは自分で撒いてあげればいい。
そっちのほうが確実ですよね??
まあ唯一頼るのもいいかなと思うのが、冬場のエサとしての機能でしょうか。
冬は撒いてもほとんど食べることがないので、冬前に栄養を蓄えられなかった個体は痩せることがあります。
もし、そういった子を救うことができるなら使う価値がありそうです。
まとめ
以上の理由からグリーンウォーターは使っていません。
ただし何度も言いますが、飼い方は何が正解ということはありません。
なので、これは私なりの飼い方であり、グリーンウォーターでの飼育を否定するつもりはありません。
一定のメリットもあると思います。
ただ、夏場とかは特に危険性が高まる可能性がありますので、気を付けてご使用していただければなと思います。
メリット、デメリットを理解した上で、使ってあげてくださいね。
より快適にメダカたちに過ごしてもらえるよう、これからも色々と勉強してまいります。
最後に、中級者以上の方に超おすすめの本です。
春夏秋冬の管理や、採卵から孵化、その後の管理など、とにかく覚えておきたい内容が詰まった内容の本になっています。
「一歩進んだ」という言葉にある通り、ある程度の知識がある人はスラスラ読めると思いますが、初心者の方には少し難しい面があるかもしれません。