メダカを飼育していると、水面に油膜が張ってしまってなんだか汚らしい…。
そんな経験誰しもあると思います。
では、その油膜の原因はなんでしょうか?
多くは、水槽の富栄養化やプランクトンの死滅などと言われています。
今回は、油膜の原因とその取り方について解説していきます。
目次
油膜の原因①:餌のやりすぎ
メダカの餌に含まれるたんぱく質などが原因の場合があります。
特に高タンパクな餌を与えている場合、餌のあげすぎによって油膜の原因となりえます。
その対策としては、やっぱり餌の量を調節することにあると思います。
油膜ができてしまうということは、必要以上に餌を与えている可能性がありますので、メダカ達が食べきれる量だけ餌を与えるようにしましょう。
油膜の原因②:生物の死骸
水槽内のタンパク質といえば、生体もそうです。
水槽内に死骸が多く残っている場合に、死骸から油膜が発生してしまうことがあります。
メダカの死骸だけでなく、エビや貝を入れている場合も注意です。
特に貝は生きているか分かりにくいですよね(;^ω^)
まああとにかく死骸が多く水槽に残っているのは、絶対に水質に良くないので一刻も早く死骸を撤去し、水換えもしてあげましょう。
油膜の原因③:高水温
意外な所かもしれませんが、高水温も油膜の原因になります。
なんで高水温が油膜の原因になるかというと、高水温によって溶存酸素量が減少し、水槽内のバクテリアなどが死滅することがあるからです。
やっぱり死骸は油膜の原因になりえるので、解決してあげる必要があります。
方法としては、エアレーションをしてあげることです。
エアレーションをしてバクテリアたちが死んでしまわないようにしてあげることも考えてみましょう。
夏は高水温になりやすいので、エアレーションが重要な時期であると言えますね。
油膜の除去方法
次はどうやったら油膜を除去できるのかということについてです。
油膜の除去の方法としては、
①エアレーションをする
②水換えをする
③キッチンペーパーなどで吸着させる
があります。
エアレーションをする
一番効果的な方法としてエアレーションをすることです。
エアレーションによって酸素供給をしっかりしてあげることでバクテリアの酸欠による死亡を防ぐこと、水面を動かすことで油膜を散らすことができます。
エアーポンプの水心SSPP-3Sは、エアー吐出量の調節ができますので、強い水流が得意でないメダカ水槽にも合うと思います。
また、エアーポンプを使うのにチューブとストーンが一緒に必要となりますので、それぞれ準備しましょう。
水換えをする
生体の死骸や餌の与えすぎによる場合は、水換えをしてあげる必要があります。
水が痛んでいる可能性があるからです。
ただ、水換えによる油膜の除去は一時的な場合が多く、しばらくするとまた油膜が張ってしまうことがあります。
それでも油膜の原因が水質悪化の可能性がありますので、水換えはしておいた方が無難かと思います。
キッチンペーパーなどで吸着させる
物理的な方法で対処です。
キッチンペーパーやティッシュなどを水面に浮かべて吸着させる方法です。
これも一時的な対処であり、根本原因の解消にはならないですが、水面を綺麗にすることはできます。
油膜は悪者か?
結論から言えば、油膜はない方がいいです。まあ、汚い見た目からもそうでしょうね(;^ω^)
油膜の発生する原因は色々とありますが、水質のバランスが崩れていることが原因ではありますので、油膜が発生しているということは何か良くないことが水槽内に起きているということが考えられます。
また、針子の餌には細かいパウダー状の餌を与えるかと思いますが、油膜があると水面にうまく広がってくれません。
針子はまだ上手に泳ぐことができないため、餌が広がってくれないと針子が餌に辿り着けない原因になりますので、針子水槽の油膜は丁寧に取り除いた方がいいと思います。
まとめ
なかなか消えてくれない油膜ですが、一番の対処方法はエアレーションをすることだと思います。一番症状が改善する気がしています。
夏の高水温の時期に油膜が発生しやすい気もしているので、魚たちのためにもエアレーションをしてあげるのがいいんじゃないかと思います٩( ”ω” )و