痩せないようにしっかり餌をあげたいと思っているのに、メダカが思うように餌を食べてくれないことがあります。
そういった場合、飼育環境に問題があるかも??
色々と餌を食べない理由について考えてみましたので、皆様も飼育環境のどこに原因がありそうか考えてみてください。
目次
秋や冬場の水温低下
水温が低くなるとメダカの活性が落ちるので、どうしても餌を食べる量が減ります。
みなさんも運動しないで一日家にいると、そんなにお腹減らないですよね?
また、水温が低くなるとメダカの消化機能も落ちるため、水温が低くなる時はあまりたくさん餌をあげ過ぎないよう注意しましょう!
消化不良でさらに体調が悪化する可能性があります。
水温が原因で餌食いが落ちていると考えられる場合は、飼育容器を日当たりが良い所に移動し、日中になるべく水温が上がるようにすること、または水温を上げるヒーターを入れるのも手でしょう。
ヒーター導入の場合は、一気に水温を上昇するのではなく一日2℃くらいまでの上昇幅にしてあげましょう。
急激な水温上昇もやはりメダカの負担になってしまいます。
水質悪化
水質が悪化すると、メダカもダメージを受けています。
病気など目立った異常が見られなくても、メダカが弱っているかもしれません。
人間でいえば、風邪気味の状態でしょうか?
水槽に糞や食べ残しなどが溜まっていないでしょうか?
最近、いつ水換えをしましたか?
水質を良くするのは、やっぱり水換えです。
一気に水換えをしていくのではなく、少しずつ水換えをしていきましょう。
だいたい1/3ずつくらい交換してあげ、メダカたちに負担のない水換えをすぃてあげましょう。
酸素不足
メダカは酸素消費量が少ないので、エサレーションなしで飼育している方も多いと思います。
ただ、それでも酸素消費をしていることは事実ですので、水中に酸素が溶け込んでいないとメダカも酸欠になります。
酸素不足になる原因としては、飼育数が多すぎることや無風状態で酸素が水中に溶け込みにくい状態、水温上昇が原因かなと思います。
まず飼育数が多いとその分酸素消費量が増えます。
さらに水温上昇は溶存酸素量が減少します。
だから同じように飼っていても、急に餌を食べなくなった時は飼育数の見直しをしてもいいかもしれません。
餌を食べる時は魚たちは動き回るので、さらに酸素消費量が増えますので、酸素がないと餌を食べる気力もなくなります。
マラソン走り終わって、いきなりおにぎり食べられないですよね?笑
あとはエアレーションをしていなくて、風通しが悪い場所で飼育している場合。
水面が揺れることによって酸素が水に溶け込みやすくなります。
エアレーションの原理は、水面がぱちゃぱちゃすることで酸素を取り込みやすくしているんですよね。
なので、風通しが良くなる場所に移動するか、エアレーションをしてみるのが解決方法になりえるでしょう。
ストレス
店から購入してきた、宅配便で届いたばかり、他のメダカに追い回されている、水槽が振動で揺れる、騒音があるなど、メダカにストレスがかかった状態ではないでしょうか。
人間もそうですよね、ストレス溜まりまくってると食欲はなくなるもんです。
見知らぬ土地へ連れてこられた、地震が起きている、工事現場の音がうるさい…こんな感じです。
やっぱ食事は落ち着いて、気持ちのいい環境でしたいですよね。
メダカを連れてきたばかりは、ストレスが溜まっている可能性が高いので1週間くらいは特に様子を見ながら餌の量を調節してあげてください。
全然食べないなら、あげなくてもいいくらいです。よく観察してあげてくださいね。
水槽の置き場所に問題があるなら移動させてあげましょう。
玄関など、人通りが多くてドアがバタバタ開く場所などもストレスの原因になっている可能性があります。
さらに、個体のサイズ差が大きいことや飼育数が多すぎることもストレスの原因になります。
これも今後の成長に影響を与える原因になりかねないので、水槽を分けてあげるのが大事です。
餌を吐き出す
餌を食べるけど吐き出しちゃう場合。
これは食欲はあるので大きな問題ではないでしょう。
原因は二つ。
①メダカはちょっと吐き出す
メダカの食べ方の問題です。
メダカはとりあえず口に入れてみて、呑み込めない分を吐き出しています。
だから少なからず餌を出してしまうことがあります。
この場合はほとんど気にする必要はないでしょう。
②餌のサイズが大きすぎる
メダカは小さな生き物で、その分口も小さくなっています。
だから特に稚魚は餌のサイズに注意する必要があります。
こういった粉状になっている餌を使用してみた方がいいです。
餌を食べれる個体で、食べれない個体がいるとどんどん大きさに差ができていき、余計に小さな個体にストレスがかかる可能性があります。
まとめ
色々と理由についてまとめてみました。
飼育環境を見直して、どこに原因があるか探りながらメダカたちが心地よく過ごせる環境を目指しましょう!