メダカ

冬のメダカ飼育にヒーターで加温は必要なし?室内はOK!屋外はNG!

メダカはだいたい10℃を下回ってくると、活性が鈍くなりほとんど動かなくなっていってしまいます。

そんなメダカを元気なまま見たい!寒いままじゃかわいそう!冬でも採卵したい!

そんな方には観賞魚用ヒーターを使用するのもありです!

でも、必須かと言われると必須ではありません。

メダカは日本の環境に適応できる魚なので、無理に加温してあげなくても問題なく越冬可能です。

ダルマメダカなどの一部のメダカは寒いと転覆(ひっくり返ってしまう)ことがあったり、極端に寒い地域は別ですが…。

完全に水が凍りついてしまうような環境でなければメダカは日本の冬は問題ありません!

 

今回は、メダカと冬のヒーターでの加温飼育について書いていきます。

ヒーターを使用するメリット

まずはヒーターを使用するメリットです。

①冬でも採卵可能

➡ヒーターでだいたい25℃くらいにして、照明を13時間以上つけてあげれば冬でもメダカは産卵が可能となります。

メダカの改良を進めたい方や、冬でもメダカ飼育・繁殖を楽しみたい方には、冬場の加温飼育はメリットとなりえます。

ただし、加温飼育はスペースにかなり限りが出てくるので、思ったよりたくさんのメダカの稚魚はとれないかもしれませんね。

 

②越冬が簡単になる

➡寒いとメダカは活性が落ちるので、水温を高くしてあげることで餌をしっかり食べるようになります。

寒いままだと体力のないメダカは冬の間に☆になってしまうこともありますが、暖かくしてあげることで冬を越せる可能性があります。

他にも、秋にとってまだ大きくなりきっていない稚魚がいる場合などにも有効でしょう。

ヒーターを使用するデメリット

一方のデメリットはというと…

①電気代がかかる

➡観賞魚用のヒーターは結構電気を食います。そのため、電気代が急に上がった!!なんてことも…。

最近電気代も高くなってますしね(;^ω^)

②寿命が短くなる?

➡その子の寿命がもともとどれくらいだったかは分からないので、本当に短くなっているかは確認のしようがないのですが、やはりずっと活性が高い状態でいさせ続けるのはメダカに良くない気がします。

元々日本の四季を感じながら生きている生き物ですからね。

寒いのが好きな俺もずっと夏が続いたらうなだれてしまうかもしれません(´-ω-`)

 

③火災の危険性

まあ取り扱い注意ってやつです。最近のヒーターは事故防止の機能がついてはいます。

でも、ときどき観賞魚用ヒーターを誤って使用して火災に…なんてことがあったりもします。

適切に使いましょうねって注意喚起のために入れておきました!

屋外飼育でのヒーターの使用について

結論から言うとNGです!

参考にGEXさんのサイトリンクを載せておきます。

GEXさんホームページ

 

屋外使用ができないのは観賞魚用ヒーターは、室内での使用を考えて設計されており、火災の危険性があるためとのことです。

 

というかぶっちゃけ寒い屋外でヒーターを使用すると、水を温めるそばから水が冷まされていくので電気を垂れ流しているようなもんです。

常にヒーターが動いている状態となるため、やったことないですが相当電気代食うんじゃないでしょうか?(;^ω^)

どんなヒーターがいいのか?

では使用するヒーターはどういうのがいいのか?

ヒーターは、自分で水温を調節できるタイプと、26℃にしますよ~とか一定の水温にしかできないタイプとあります。

 

基本的には水温一定タイプの方が価格は安くなります。

で、どっちがオススメかというと水温を自分で調整できるタイプです!

まあ自由度があるので当然っちゃ当然かもしれないですが笑

 

産卵に関して言えば、28~30℃くらいでダルマメダカが出やすくなると言われているので、ダルマ好きの方は高水温に調節できる方がいい場合があります。

また病魚の治療の際にもヒーターを使用する場合もありますが、28℃前後がカラムナリス菌の最適水温と言われています。

なので例えば尾腐れ病の治療などは、26℃一定のヒーターだとカラムナリスの適温に近くなってしまうので、温度を調節できるヒーターを使用して20℃くらいに留めておく方が良かったりします。

 

こういったように越冬以外の用途でも融通が利く水温が調節できるタイプの方が何かと便利だったりします。

 

あと選ぶポイントとしては、自分が使用する容器(水量)に対して適切な規格かです。

ヒーターには何ℓの水槽までに使用できますよ~って記載が必ずあると思います。

自分が使用する容量に対して適切なヒーターを選んでください。

また、水量に対してギリギリの規格にしない方がいいとも思います。

最悪の場合、目的の水温まで温められない可能性がありますし、その場合ずっとヒーターがつきっぱなしになり、ものすごい電気代がかかることになります。

まとめ

せっかくメダカを飼い始めたのにもう冬…。

そんな方が冬もメダカを楽しむのには冬にヒーターを使うのはありだと思います。

春まで待てないメダカ愛好家もたくさんいると思います!

 

でもメダカのライフサイクルを考えると、しっかり冬も経験させてあげた方がメダカ達にとってもいいかもしれません。

 

あとはヒーターは事故がよくある製品でもあります。

ご使用の際はくれぐれも火災にご注意を…。