メダカの繁殖力はすさまじく10月頃まで産卵をしていく個体もいます。
しかし、そこで問題となるのが冬までに大きくならなかった稚魚たちです。
冬がくるまでに稚魚を少しでも大きくしていく方法については、以下の記事をみてください。
こういった少しでも稚魚を大きく努力をした上で、それでも大きくしきれない個体も出てくると思います。
その子たちがそのまま屋外飼育で越冬するのは結構難しいです。
もちろんできない訳ではないのですが、冬の間に全滅の覚悟をもってください。
それが嫌な場合は、小さな稚魚だけでも冬の間は室内飼育に切り替える方法をとりましょう!
目次
室内飼育で準備したい物
室内と屋外では、メダカの飼育に必要な物が異なります。
基本的には水が張れれば飼えるメダカではありますが、室内では準備したい物があります。
・水槽
メダカは水量1Lに対して成魚1匹くらいの目安で飼うと余裕をもって飼育が可能です。
下の水槽は約25L入る水槽です。メダカにはこれくらいの小型水槽が使いやすいかなと思います。
・フィルター(エアレーション)
屋外飼育であまり入れる人は多くないと思いますが、室内飼育ではフィルター、もしくはエアレーションだけでも入れておくといいと思います。
屋外だと風が吹いて水面を揺らしてくれるので、自然のエアレーションが少しずつ行われていますが室内ではそれがありません。
メダカがエアレーションがなくて酸欠で死んでしまうことは多くありませんが、水面を揺らすことで油膜対策となります。
透明な水を維持したい場合は、簡単なスポンジフィルターを入れておくといいと思います。
その際、フィルターだけでは動作しないので、水心のようなエアーポンプや、エアーポンプとフィルター(エアレーションだけする人はエアーストーン)をつなぐためにエアーチューブが必要となります。
エアーチューブは適切な長さにハサミなどでカットして使います。
また、メダカは強い水流を好まないため、水流ができすぎてしまう場合は、二方コックを使用してエアー量を調節できます。
メダカが流されない程度の優しいエアー量に調節しましょう。
・照明
メダカは光を浴びてホルモンのスイッチが入ります。産卵のスイッチなども日照時間の長さで入りますよね!
照明はずっとつけっぱなしではなく、タイマーを使って照射時間を管理してあげることでメダカの体内時計を狂わさずに飼うことができます。
・ヒーター
ヒーターには、一定の温度に保つだけのヒーターと手動で好きな温度に設定できるヒーターがあります。
一定の温度に保つヒーターの方が安いのですが、温度調節ができるヒーターの方が便利なのでそちらをオススメします。
・水温計
目的の水温に設定できているか確認するために水温計はつけましょう。
水温が上がり過ぎていないかチェックしましょう。デジタル表記の方が見間違いがないので、便利ですね!
室内に入れるタイミング
屋外飼育から室内飼育に切り替えるタイミングとしては、冬の寒くなる少し前までに室内に入れるのがいいと思います。
冬が始まり体力低下してしまう前に入れておくのが無難という感じです。
寒くなって冬眠モードに入ってから、室内で加温していくとそれはそれで水温変化が大きくなり、そこで体調不良を起こす可能性も考えられます。
室内に持ち込んでから加温するまで
室内にメダカを持ち込んだら、いきなり加温スタート!ではなく、少しずつ水温を上げていくとメダカへの負担が少なくすみます。
みなさんも寒~い冬から急に真夏の気候になったら体調崩しますよね?
メダカも同じです。ゆっくり水温を上げていきましょう。
自分は一日1℃~2℃くらいずつ上げていき、目標の水温まで上げます。
25℃くらいがメダカにとっての適温は25℃くらいなので、そのくらいの水温で管理されるのがいいと思います。
まとめ
屋外飼育と比べると室内飼育は成長もゆっくりになる傾向があります。
また、日光がないためか体調を崩すメダカも出やすいです。
もしかすると屋外飼育でうまくいっていた人も苦戦する場合もあるかもしれません。
でも屋外で稚魚を冬眠させるよりかはリスクは低いかなとも思います。
難しいかもしれませんが、稚魚たちを無事に越冬できるよう頑張りましょう!