メダカは色々な品種同士を掛け合わせて新しい品種が作られていっています。
そのため、三色のメダカから生まれた子が必ずしも同じような三色になるわけではありません。
親と子どもがどれくらい同じような見た目の子が生まれてくるかというのを「固定率」と言っています。
今回は、固定率が高い(親と同じような姿の子がほとんどである)メダカで、綺麗な子を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
第一位 幹之(みゆき)
(画像で当店の購入サイトに繋がっています。)
改良メダカのトップレベルの知名度かもしれません。
名前は知らなくても一度は見たことはあるかもしれませんね。
幹之は背中の光が特徴のメダカで、太陽の光が当たると反射して非常に綺麗に見えます。
幹之から生まれてくる子は基本的には全て同じような姿で生まれてきます。
ただし、背中の光の強弱はどうしてもあります。
それを除けば、親と変わらない姿の子ばかりと言えるでしょう。
幹之には青幹之と白幹之といて、青幹之はその名の通り青っぽい光をしています。
白幹之は、頭のあたりがピンクっぽくなっていて、光は白っぽい感じになっています。
この2種が混ざった幹之だと、次世代に青幹之と白幹之に分かれてしまいます。
そういう点では若干親と違う姿の子が生まれることもあるかなと思います。
ホームセンターやメダカ屋さんなど比較的どこでも販売されているので、入手のしやすさや価格の安さも含めて一位としました!
第二位 サファイア・白斑サファイア
↑サファイア
↑白斑サファイア
似たところがあるメダカのため、まとめて紹介しますね!
サファイアは、青いラメを集めて固定していった品種となります。
その派生形として白斑サファイアがいます。
どちらの品種もラメの密度が非常に高く、また青いラメがとても綺麗なため、人気の高い品種です。
どちらかを選ぶポイントを解説します。
サファイアは下地が黒のメダカのため、黒容器で飼い続けると黒が強くですぎることがあり、そうなると綺麗なラメが見えにくくなってしまうことがあります。
なので、グレーくらいの容器の方が綺麗な色を維持しやすいと思います。
一方、白斑サファイアは下地が白のため黒容器に入れてもラメが消えてしまうようなことは起きにくいです。
メダカ飼育者は黒容器の方が多く持っていると思いますので、そういう意味では白斑サファイアはオススメです!
ただし、斑模様が入るため、その斑の強い弱いは子どもでバラけてしまうので、その点が気になるかどうかになると思います。
サファイアも白斑サファイアもどちらも青ラメの非常に綺麗な品種ですので、郡泳させてもるのも面白い品種ですよ!
第三位 深海
深海は、白容器にいれるとお腹の周りが水色になり、本来の美しさが楽しめる品種です。
普通メダカは白容器に入れると色が薄くなってしまってあまり綺麗にみえないことが多いです。
一方、深海は白容器で本来の力を発揮する珍しいメダカです。
そういった所でも、いつもと違った容器で飼育できる深海はオススメの品種であります。
個人的にとても好きな品種の一つで、深海の独特な色味と名前がマッチしていて、とてもいいなと思っています。
こちらも基本的に同じようなメダカしか生まれてこないメダカです。
第四位 ブラックダイヤ
ブラックダイヤは、真っ黒の体色に青いラメが乗っていくメダカです。
普通のラメメダカと比べると、背中側よりもお腹側の側面の方がラメが多いです。
また、オロチの血統のため、透明や白容器で色が薄まっていく心配もありません。
そのため、横見でとても綺麗に見えるメダカだと思います。
当店のブラックダイヤは黒さはもちろん、ラメの密度も非常に高く綺麗なメダカがよく生まれてきますよ!
また、ブラックダイヤの派生形としてクラウドグレーダイヤという品種がいます。
ブラックダイヤが横見なら、クラウドグレーダイヤは上見のメダカと言えるかと思います。
クラウドグレーダイヤは、旧名は上見強ラメブラックダイヤとして呼ばれていました。
それが新たに名付けされて、クラウドグレーダイヤとなりました。
横見がいいのか、上見がいいのか…それによって品種を選ぶのもいいかなと思いますよ!
第五位 レクリス
レクリスは金色の色味とラメ、さらにヒレ長と非常にゴージャスなメダカです。
個人的には超オススメではありますが、ヒレ長品種は若干ヒレの病気になりやすいため、少しランクを下げています。
しかし、この品種はとっても綺麗なのでとてもオススメできます!!
金色というか黄色というか、そういう色味のメダカはいるようであまりいなくて…
やっているとオレンジ色っぽくなってしまうんですよね
なので、この金色を維持できる(しやすい)という点でも育てやすい品種だなと感じています。
個体差で言えば、どれだけラメが乗るか、ヒレがどこまで伸びるかといった所で、ほとんど親と同じような個体が生まれてきます。
金色ひらひらなゴージャスなメダカをぜひ育ててみてください!
第六位 和墨リアルロングフィン
和墨は白と黒のメダカです。
しかし、実はオロチの突然変異から派生してきたメダカなのです。
そのため、普通の白黒のメダカだとガラス水槽などで飼育すると黒の色が飛んでしまって、ほとんど白メダカのようになっていきます。
一方の和墨は、オロチからなる品種なので背地反応がなく、ガラス水槽でも色落ちすることなく楽しめます。
そこにさらにリアルロングフィンの血が入ることで、ヒレが非常に大きく伸長していきます。
和墨の独特な柄模様とヒレ長の良さがマッチしている和墨リアルロングフィンは水槽飼育で非常にオススメです!
ただし、レクリス同様にヒレの病気になりやすい点や、リアルロングフィン同士で繁殖させても、100%でリアルロングフィンになるとは限らないため、ランキングは下げています。
成長とともに墨が強く出てくるようになる品種ですので、こどもの頃からの変化も楽しめる品種ですよ!
まとめ
今回は固定率の高い綺麗なメダカを紹介していきました。
もっとたくさんオススメのメダカもいますが、紹介しきれないですね(。-`ω-)
品種選びの参考になればいいなと思います。
初心者の方にもオススメの本がこちらの本です!
飼育方法のあれこれについて、とてもよくまとめられている本だと思います!