「夜桜」はメダカの中でもとても人気の品種ですよね!
改良メダカをそれなりに知っている人であれば、ほとんどの人が知っているくらいには有名な品種であると思います。
でも最近夜桜の派生の品種が色々出てきてよく分からない…そんな方に向けて、夜桜という品種について解説をしていこうと思います。
こちらはYou Tubeにて解説もしていますので、動画で見たい方はどうぞ!
目次
夜桜の成り立ちについて
まずは夜桜を知るにあたり、その成り立ちから解説していきます。
夜桜を作ったのは、改良メダカの世界でも有名な垂水さんが作られた品種の一つです。
最近では、マリアージュなども作っている方ですね!
夜桜は、黄桜+オーロララメの掛け合わせで作られています。
その中から、黒い体色で且つラメが多くなるように選別していったのが夜桜です。
黒い体色が夜、ほっぺがピンクに透ける所を桜に見立ててこの名前がついたのでしょうか?
とても名前と姿がマッチしているメダカだなあと思います。
ただ、一方で黄桜の血があることから、黄色体色やオレンジ体色のメダカも出てくることがあります。
最近はそういうメダカが人気ということもあり、黄色やオレンジが入ったメダカを夜桜と言われて販売をされていることもありますが、本来は黒体色のメダカが夜桜の原型でしょう。
夜桜の兄弟魚
夜桜の兄弟魚として、女雛がいます。
※女雛は、メダカ屋えんのオンラインショップで販売しています!
女雛も黄桜+オーロララメでできており、夜桜と作りは同じメダカです。
ですが、夜桜は黒色の体色でラメを追求していったのに対して、女雛は柿色を大事にして育てていかれた品種です。
同じ作りでも見た目がまったく違うメダカになっていくのは面白いですね!
さらに、夜桜と女雛を掛け合わせて、体外光ののった女雛を作ろうとしてできあがったのが「煌」です。
なので、これら品種は近縁種といえるでしょう。
夜桜ゴールドとはどんな品種か?
では、夜桜ゴールドはどういう品種なのか?
※夜桜ゴールド
は、メダカ屋えんのオンラインショップで販売しています!
これまた有名な猫まんまさんが作られた品種なのですが、夜桜から出てくる黄色体色のメダカに注目して、それを選別累代していったメダカです。
つまり元々の夜桜からきている派生品種といえるわけですね!
作りは夜桜と同じなのでしょうが、累代によって黄色い姿のメダカとして作り上げた品種です。
黄色いメダカの種類はそこまで多くないので貴重な存在な気がします!
まとめ
さらに最近では、宮本さんが作っている宮桜や、夜桜ブルーといった品種まであります。
このように今なお様々な方に愛される「夜桜」。
派生系含めて色々なタイプの夜桜を楽しんでいきたいですね!
今回のようにメダカの品種について解説がのっている「メダカ品種図鑑」は非常にオススメなので、みなさんも買ってみてはいかがでしょうか?