チョウザメ

自然と共に暮らす!山奥の養殖の大変なところ

一昨日はかなりの大雨が全国に降りましたね。豊根村ももれなく、大雨で大変でした。

 

川の水量が一気に増えて、大変なことになっています。

 

 

さて、そんな時、自分ら魚飼い達は、また大変なんです。

 

養殖に使用している水は、沢水を使用しています。こういった大雨の時は、葉っぱや木の枝、時には石、岩、流木などなど…とにかく色々なものが流れてきます。

 

すると…取水口が詰まります。詰まって水が水槽に入ってこなくなってしまうと、酸欠で魚達が…悲しいことになってしまいます(´;ω;`)

 

そうならないために、必死に見守っています。大雨の時も、台風の時も…。

 

よく台風の時に、「ちょっと田んぼ見に行ってくる」と言って出ていってしまう人がいますよね?

 

その気持ちが、1次産業につき始めてからよーく分かるようになりました。

 

何か月も育てて、収穫直前にダメになったら悲しいですよね?自分は、チョウザメなんで、もっと長い期間育てることになります。

 

普通の時は、当たりまえですが、何も起きません。異常な時だからこそ、いつもと違うトラブルが発生するので、守りに行かなくてはいけないのです。

 

なので、大雨、台風の時は一晩中、仮眠を取りながらでも見守ります。

 

まあ、おいしいお魚達の背景には、こういった頑張りがあることをなんとなく知ってもらえると嬉しいです。

 

豊根のチョウザメから、まもなくキャビアが取れます。来年は、豊根のチョウザメ養殖開始から9年になるわけです。

 

9年間大切に育て、守り続けたチョウザメ達から取れるキャビア…神秘的だと思いませんか?

 

2020年のオリンピックイヤーに、豊根のキャビアが販売開始になる予定ですので、皆さま楽しみにしていてくださいね!

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